2007年 08月 13日
ハリーポッターと不死鳥の騎士団
家人は普通に出勤したので、昼間は例によって映画を観に行きました。
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
ハリポタの原作は「炎のゴブレット」まで、映画は「アズカバンの囚人」まで、それぞれ読んだ(観た)けれど、本があまりに分厚くなりすぎ、通勤時の電車で読むのが不可能となって「不死鳥の騎士団」も持っているものの、手付かずのまま。
そんなわけで、まったくストーリーを知らないまま、観に行きました。
正直なところ、初期の方が好き。 あんまり「夢」が感じられなくなっちゃた気がします。
例えば、マルフォイ。 第1~2作あたりでは、親の権力をかさにきた優等生で嫌なヤツだけど、それなりに誇り高くて物語の中ではちゃんとアクセントになっていたのに、今度の作品では(出番も少なかったけれど)大人の手先となるだけの何の輝きもない役になってしまっていて、かわいそう。
ハリーもそう。 初期の作品は、「暗闇の帝王(Lord of Darkness)」との暗い戦いの中でも、もっと親の愛情や友との絆、自分を取り囲むものへの愛情を大事にしている子だったのに、今回はけっこう「ひがみっ子」っぽくて、あまり魅力的とは思えなかったし、そういう意味ではLord of Darknessにそこまでして狙われるようなキャラクターには作られていない気がした。
もちろん、そういう部分が「ハリーが大人になって、より複雑な人格になった」という部分なのだろうし、ピュアなだけではいられかったり、いろいろな悲しみに出会って憎しみという感情を持つようになるからこそ、「悪意」がつけいるスキができて、ストーリーが展開するのだろうけれど、な~んか全体に暗い仕上がりになってるんですよねぇ。
ず~っとストーリーを追ってきているから、結末を知りたい気はするけど、う~~ん、次回作はもうちょっとマシなのでしょうか。
by otravez
| 2007-08-13 18:26
| 娯楽