2007年 01月 05日
硫黄島からの手紙
ほぼ復活なるも、背中のコリが取れなかった(単なる寝過ぎ?)昨日(4日)は、とりあえず所用で区役所へ。 その後バスで新横浜に出て軽くお昼ごはんでも食べようかと思ったら、横浜アリーナでの嵐のコンサートのため、駅周辺はものすごい人出。 本屋に寄っただけで、食料品の買出しも近所のスーパーですることにしてスゴスゴと帰宅。
今日はどう~~しても何かしたくて、近くのシネコンへ映画を観に行きました。
そうは言ってもこのシーズンの住宅地のシネコンでは、冬休みの子供~高校生あたりをターゲットにした作品が主力。「オープン・シーズン」「シャーロットのおくりもの」「NANA2」・・・。 う~ん、いっそのこと「鉄コン筋クリート」でも観るか・・・。
いろいろ考えた末選んだのは「硫黄島からの手紙」。
根が天邪鬼なので、今までは「感動作」と言われるものってちょっと構えてしまうところがあったけど、もうちょっと素直に世間の評判も信じてみようかと、ちょっと方向修正。
映画は渡辺謙もさることながら、伊原剛志がとってもはまり役でした。彼は数年前に在日韓国人であることを公表しました。そんな彼にとって太平洋戦争を描く映画で日本の将校を演じるのってどんな思いだったんだろう。ちらっとそんなことが頭をよぎりました。
「父親達の星条旗」では殺戮シーンがあまりに生なましく、その印象がやたらと強かったけれど、「硫黄島からの手紙」の方は全体に色を押さえ、ほとんどモノトーン。 それだけに戦闘シーンでの火の色の鮮やかさが痛いくらい。 その対比にもいろいろな意味が込められていのかなあ。
戦争は国と国の戦いだけど、実際に戦場で命を散らしていくのは父であり、子であり、夫である「人」。敵国の兵士だって誰かのかけがえのない人。 戦争体験のない私たちならそういう風に簡単に理解できることも、当事者達には考える余裕も無いことだったに違いない。戦争映画ってどうしても製作者の意図に変な人道主義的な主張を感じたり、いろいろ深読みしたくなるけれど、それでも絶対に伝えていかなければいけないことはある。そんな感想を抱きました。
by otravez
| 2007-01-05 22:41
| 娯楽