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by otravez

夕凪の街 桜の国

昨日見た映画「夕凪の街 桜の国
不用意な言葉を使いたくないから、オフィシャルサイトの解説を引用させていただきます。

広島のある 日本のある この世界を愛するすべての人へ

映画『夕凪の街 桜の国』は、平成16年度文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞・第九回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した、こうの史代原作の同名マンガを完全実写映像化した作品です。 ここには過去と現在の時代を背景に、二人の女性にスポットを当てたふたつの物語が描かれています。

ひとつは原爆投下から13年後の広島を舞台に、いつ原爆症が発病するかもしれない恐怖をかかえながら生きる女性・平野皆実(麻生久美子)が、同僚の打越(吉沢悠)から愛を打ち明けられたときに、幸せの一方で被爆した心の傷が痛み出していく『夕凪の街』。
もうひとつの時代は現代。ある日、皆実の弟・旭(堺正章)が家族に内緒で東京から広島へと向い、娘の石川七波(田中麗奈)が彼の後をつけていくうちに、七波が自分の家族のルーツを見つめなおしていく『桜の国』。

皆実の忘れられない被爆体験と、父の行動から伯母の残した想いを知っていく七波という二人の女性を通して、家族愛、兄弟愛、男女の恋愛など様々な形の愛が映し出されます。そこから実感として浮かび上がるのは平和の尊さと、生きることの喜び。 名もなき普通人である彼女たちの目線から、感動の人間ドラマが静かに紡ぎ出されます。(後略)



原爆を扱った映画というと、業火の中でむごたらしい死を迎えるシーンとか、その後の原爆症との壮絶な闘病シーンが思い浮かぶけれど、この映画の映像はひたすら穏やかです。 主人公の皆実同様、多くの被爆者の方が、声に出して言うことのできない大きな葛藤をかかえ、決して答えの返ってこない問いを問い続け、生を終えていったと思うと、ほんとうに悲しいです。 広島の原爆投下から今日で丸62年。今、私も含めた多くの日本人にとって、原爆は「過去の悲劇」という位置づけにあるのだと思います。 でも核がそこにある限り、私達は忘れちゃいけないんですよね。 広島じゃなくて、東京だったかもしれない。 長崎じゃなくて、大阪だったかもしれない。 皆実さんじゃなくて、私の母だったかもしれない・・・。

映画の中で皆実の恋人打越が彼女に言う一言が、滲みました。

「生きててくれて、ありがとね」
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by otravez | 2007-08-06 22:15