2007年 05月 13日
原田和男展@茅ヶ崎市美術館
思っていたよりはるかに面白かった!
展示されているのはすべて楽器。 美術館入り口に展示されているウインド・チャイムと展示場2に展示されている自動演奏のもの以外はすべて自分で叩いたり、揺らしたり、回したり、弾いたりすることができます。
鉄でできている楽器はまるでハウリングのようないわゆる金属音を放つかと思えば、お寺の鐘のような、まろやかな共鳴もするしと、色とりどりの音色。
この打楽器も、上部の叩く面に入っている不規則なクラックのために、叩く場所で様々な音が出ます。 (写真は中京大学での作品展の際の写真を転用。今回の展示のポスターも同じ写真が使われています。)
今日はミニコンサートが開かれました。 笛(演奏者の方の手作り)と三味線、そして原田さんご自身による鉄の楽器たちの共演です。 ジャンルでいうなら「前衛音楽」になるのでしょうが、展示されている楽器を使うので、一つ一つの楽器の紹介のような要素もありました。 途中、球状で、ゆっくり回すとなんとも穏やかな音の出る楽器が客席に回され、その音も演奏の一部となったり、なんだか不思議なコンサートでした。 このコンサートの模様は6月15日夜10時45分からのNHK教育テレビ「芸術劇場」で放映されるそうです(客席も映してた・・・いやん、私ったら全国デビューかしら・・・笑)。
会場の茅ヶ崎市美術館は茅ヶ崎駅から徒歩5分ちょっと。隣接する高砂緑地とともに、緑が濃く、とても気持ちのいいお庭に囲まれています。 それほど広い美術館ではありませんが、お散歩のついでにふらりと立ち寄るにはとても素敵な場所です。
原田和男展は6月3日まで。
by otravez
| 2007-05-13 23:14
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