2010年 10月 13日
南インド料理@ダバ・インディア
京橋にあるダバインディアは、日本では珍しい南インド料理のお店です。
パパド。ひよこ豆の粉で作った「薄焼きせんべい」みたいなもの。インドでは定番のおつまみ。
ドーサ。米の粉を水で溶いたものを一晩発酵させた生地を極薄クレープのように焼いたもの。パリパリ、サクサク、でも内側はちょっとモチモチ。小麦粉のクレープとはちょっと異なる風味です。ジャガイモをつぶした物にカレー味を付けたものをそのクレープで巻くと「マサラドーサ」日本人好みの味だと思うなあ。このまま食べてもいいし、サンバルと呼ばれる、辛いスープやココナッツチャツネを付けて食べても美味しいです。
チキンティッカ。骨付きチキンを窯で焼くのがタンドリーチキン。ティッカはタンドリーチキンと同じようにヨーグルトや香辛料で味付けした、一口サイズの鶏の切り身を炭火焼にしたもの。添えてある緑色のソースはコリアンダーソース。
コリアンダーラムカレー。コリアンダーの味が効いていて、独特だけどクセになりそうな味。
ダール(豆のカレー)。ダールはあまり辛くはありません。このトッピングの緑の葉が「カレーの葉」。でもカレー味はしません。実はインドで「カレー」はおかずのこと。カレー味じゃなくても、なんでも「カレー」。この葉っぱも普通に「葉っぱ味(笑)」がします。
チキンティッカやカレー二種はどっちかというと北っぽいお料理。
北インドと南インドの料理は、ずいぶん違います。南の方がベジタリアン的な料理が多く、また、カレーも南はスープのようにさらさらしたものが多く、北の方が濃厚。一番の違いは、カレーと一緒に食べるもの。北はナン、チャパティ、ロティ、パラータといった、小麦粉から作ったパン状のものが主流なのに対し、南は前述のドーサ、米の粉で作ったお好み焼きのウタパン、これもお米の粉で作ったかるかん(九州のお菓子)みたいな(でも甘くはない)イドリ、そして普通に炊いたインディカ米など、米食主体です。インディカ米にヨーグルト、マンゴピクルス(けっこう辛い)、ライムのしぼり汁を混ぜて食べるカードライスなども、最初は「ありえない!」と思ったけど、慣れてしまうとけっこうはまる味です。
南インド料理屋、もっと普及するといいなあ。
by otravez
| 2010-10-13 23:13
| 食