2009年 05月 02日
忌野清志郎さん
6~7年前、ぴあの創刊25年(だったと思う)の記念イベントで清志郎のライブを見るまでは、人並み程度には曲も知っているけど、特に好きとか嫌いとかということのないアーティストだった。
清志郎が歌い始めた瞬間、横浜アリーナの空気が変わった。 頭に浮かんだ言葉は「カリスマ」という単語だった。 圧倒的なパワーだった。
歌に「愛」や「希望」を乗せる人はたくさんいるけれど、清志郎は歌に「時代」や「社会」を乗せる人だった。 それでいて、政治活動に血道をあげたり、何かのシンボルにされることはこっぱずかしいと構え、アーティストだからこその社会との関わり方を貫き通しているような、そんな人だった。
58歳。 もったいない。
70歳くらいになっても、ブルーのアイシャドウを塗りたくって、髪の毛をツンツンにして、ステージを駆け回りながら、物議をかもすようなきわどい歌詞の歌を歌い続ける、そんな清志郎の姿を見てみたかった。
合掌
by otravez
| 2009-05-02 23:51